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家事に恋する高校生による家事に関するアンケート報告書


 家事というのは、毎日やらないといけないもので人生の付き物。そんな家事の魅力を多くの人に発信したい。毎日家事を担っているおうちの人を少しでも楽に出来るようなアイデアを見つけたいと思い、活動している高校2年生です。

1.目的  家庭内で誰が家事を多く担っているのか、また子どもに家事を教えることに対してどのような考えを持っているかを明らかにし、家事の更なる研究に繋げたいと思っています。

2.調査期間 2021年5月1日~2021年6月1日

3.調査対象 主に神奈川県・東京都在住の幼稚園、小学生の子どもを持つ保護者(女性)

4.調査方法 母の料理教室に通う生徒の保護者様に協力して頂き、 Googleフォームにてアンケートを実施しました。

5.回答者数 71名(匿名)


目次 ・家庭で誰が多く家事をしているのか ・家事についてどう思うか ・家事の子どもの参加についてどう思うか ・家事を子どもに参加してもらえるならどんな事をしてもらいたいか。 ・アンケート結果を通して

家庭で誰が多く家事をしているのか


性別役割分業について調べていた際に、昭和の「父親は外で稼ぎ、母親は家の事をする」という考えが今でも根強く残っている事もあり、多くの家庭では母親が家事を今でも担っている事が多いということを知りました。 実際、私の家庭でも母親が100%家事を担っていたため、他の家庭でも家事は母親が担っているという予想を立てていました。



コロナ禍の在宅勤務によって父親も家事をしてくれることが増え、半分に分担するようになったという意見もあった一方で、94%(71人中67人)は母親が一番家事を担っていることが分かりました。

母親が家事を多く担っているのは、性別役割分業を引き継いでいる可能性もあります。 しかし、今回アンケートを回答してくださった約半数以上(71人中38人)の方が専業主婦だからなのかもしれないという考察をたてました。

毎日の生活の付き物である家事をどう考えているのか、調査したところ、半数以上が「面倒くさい」「やや面倒くさい」と回答していました。 仕方ないという回答も多くあるように、家事を楽しくてしている人は少ないようです。 この結果から、少しでも面倒な家事を楽に出来るようなことを、 私のこれからの研究に繋げたいと思います。

家事についてどう思うか


母親が多くの家事を担っていることが分かった上で、私が今回アンケート調査をした目的 の1つである、「子どもに家事を教えることに対してどのような考えを持っているか」に関するアンケート結果は以下の通りです。

家事の子どもの参加についてどう思うか


そもそも、「家事の子どもの参加についてどう思うか」を聞いたところ、

94%(71人中66人)の方が「やってもらえたら嬉しい」と回答していました。 その理由を聞いたところ、 「どんなことでもそう思ってくれる気持ちが嬉しい」 「何からというわけではなく、少しずつでいいから、家族の一員として自覚を持ってほしい」 「子どもが自分一人でできる範囲のもので達成感、責任感を育ててあげたい」 という意見がありました。

また、「まだやらなくてもいい」という回答の中には、 「勉強を優先してもらいたいから」 「子どもがやると、余計な用事が増えてしまう」 「子どもが学校に行っている間にやるほうが楽だから」 「教えるのに時間がかかってしまう」 などの意見がありました。


今回のアンケートを回答して下さった方々のお子さんは、主に小学生や幼稚園生で、 子どもがまだ小さかったりする家庭では「まだしなくていい」という意見が多く見られました。




家事を子どもに参加してもらえるならどんな事をしてもらいたいか。

調査したところ、


1番多く挙がったものとしては 「洗濯物を畳む」 「お風呂掃除」 「食器洗い」 など。

この家事で共通していることとしては、安全で時間的には早く出来るものであるということです。 アンケートの中で、 「家事ができるのと日頃からやるのは違う。家事はただやるだけではできない」 「日常の一部としてやる事が当たり前」 というものがありました。

玄関掃除などは家庭によって毎日ではなかったりすることもあるかもしれませんが、洗濯物や食器洗いというのは毎日生活していれば必ずやらないといけなくなってくるため、毎日行う家事です。 そんな、毎日行う家事を子どもに手伝ってもらえたら、子どもの日常の一部になれるのではないかと考えました。 また、既に子どもに簡単な家事をしてもらっているという回答も多くありました。

■アンケート結果を通して

今回71名もの方に、アンケートの協力をして頂きました。感謝申し上げます。 結果としては、多くの家庭で母親が多く家事を担っていましたが、それは楽しいからではなく、「仕方なく」「やらないといけないから」ということが分かりました。

今回の結果もそうですが、ネットで「家事」と打っても「めんどくさい」「旦那が家事をしない」などといった関連ワードが多く出てくることから、家事をいつでもポジティブに考えられることは少ないのかもしれません。 しかし、そんなの当たり前だろうとも思います。だって、無休であり無給であるから。 では、何のために家事をするのか。 家族のためだけかもしれません。反抗期の娘に毎日腹のたつ言動をされても、朝ご飯出てくるのが当たり前かのように椅子に座って待っている昭和おやじでも…。 家事を毎日仕方ないとやってくれる母親は誰よりも偉大です。

今回のアンケート結果を通して、 そんな母親が少しでも楽ができるためには、自分に何が出来るのか、考えながら活動していきたいです。



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